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「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by - 2025.01.15,Wed
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Posted by YoGAN - 2009.07.26,Sun
 -脚本:長津晴子 絵コンテ:サトウシンジ 演出:田中基樹 作画監督:田中基樹-

 
 籠城戦熱し。
 冒頭からアヴァロン城が煙を上げる光景燃え。アロウンとアルサルの衝撃のヒキから、一気にグローバルな展開です。族長と一の戦士を欠き、巫女の支えが最後の砦…なんですけど、シリアスに努めても、どこか抜ける後藤ボイスのゆるさ。そしてゲール族の名も無き戦士が…これはいいヒゲ。こんなレギュラーいたっけ?と誤解するほど異様な渋さです。モブキャラまで気異様に合い入る作画の頑張りようは何事ですか。
 そして、混乱状態のアルサルは、一人森を彷徨い、自分の冒した罪に悩まされる。このときのフラフラした動きも、妙にキレが。

 
 パトリオット・ラスティ
 スィールとの連携シーン、いいですね。足下のアップから縦にパンする演出のスピード感といい、苦しい戦局で放たれる砲撃カウンターの一撃といい、燃える。ラスティが着地カットがまた殺陣のように決まるのですよ。今までずっと忘れられていたスィールへにスポットが当たるのも嬉しいことです。一瞬のカットだけど、魅せられる。
 ゲキ熱の攻防戦の裏では、アルサルとオガムが対面。かつての自分を静かに語り始めるオガムは、アルサルに伝えたいことがあるようですが、自分で手一杯な状況では気付くはずもなく。アロウンの不在が、人間関係を加速させてきますね。戦う目的、誓約を拠り所とするアルサルの在り方に、一石が投じられる。

 
 モーちゃん、ボンクラーズ入りおめw
 「よし、4日だな!それなら待てるぞ。」
 「アヴァロン城へ行くぞー!…嘘だ行っかねーよっ! ―中略― 限界だー!!」
 モーちゃん、スタッフに愛されすぎだろ…。作画も活き活きしとれば、中原さんもノリノリだ。一人舞台でハッスルしてても、もっさもっさメシ喰って全く動じない部下達もいい。なんで北斗の拳の悪人顔なんだ。本話はモブキャラが妙に個性的だなぁ。で、結局オクタヴィアと先行するんですね、おいおい将よ…w

 
 「どうやら“多く”を語りすぎたようです」
 と語って“オーク”登場とくる脚本の掛詞に吹いたw OP映像もそうですけどオークの描き込みが実に丁寧で、おぞましさ抜群。日が沈むシーンの背景も綺麗だし、映像のキレが一味も二味も違います。オガムが一匹目を詠唱一つで仕留める場面も、カメラの寄りと引きで緊迫感ありまくり。水戸黄門みたいに硬い杖もワロタw
 単騎でオークの群れに挑むアルサルも、迷いを抱えながらの戦いでは剣を振り回している印象ですが、真実を見出した後は斬る動作に。動きで心の変化をみせる演出も見事。アロウンとの記憶が甦る挿入もベタながら、グッときてしまうわ。
 アルサルの回帰と共に目覚めるはオガムート。ゴーレムとか目じゃない…。オクタヴィアとモルガンの援軍も到着して、ゲームやってたときの手に汗にぎるハラハラ感が甦ります。

 
 ラスティ・ミサイル!
 スィールこえええ!即断でラスティをブン投げる感性と馬鹿力…って、こんなキャラでしたっけ?w 投げ飛ばされてから、何が起きたか判らないラスティは異様に可愛いし、結果ミサイルとしての役割を120%果たす怪力萌え。なにより「つい」の一言で済ませてしまうスィールが黒いよ!怖いよ!戦場でこの人の側にいてはいけない…!
 包囲網を突破して駆けつけた援軍に士気は高まり、盛り上がってきましたわ。
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Posted by YoGAN - 2009.07.20,Mon
 -脚本:待田堂子 絵コンテ:きみやしげる 演出:きみやしげる 作画監督:中田正彦-

 アルサル、アロウンを刺す!
 前話のバカ話とはうって変わってシリアスモードへ。帝国の背後に潜む影が見え隠れ。ガイウスとの戦いで機先を制すべく、森を抜けようとする一行を、その力が阻む。
 日増しに強くなるアロウンとの接続から、過去を垣間見、束の間の休息で絆を深めるリアンノンは、前話の流れを受けて、益々もってヒロインしてますね。一度は返されそうになった結婚の証を、自らの意志で再び巻きつけるシーンは特に良かったです。
 しかし、森を抜ける一行を阻むのは、妖精族の力を押さえ込むグラヴィタス。これでまたしてもラスティや(特に)スィールの出番が減少…(ノД`;)  ゲール族の死体操作で行く手を阻む魔法の外道っぷりも、モルガン達の心象が反映されて引き立ちます。
 倒しても倒しても甦る死体を相手に、アロウンが力を解放―前話の壁画で引かれた複線が早くも。その力で敵を無に帰すのですが、同時に白き精霊のトラップカードが発動。父が殺された時、アルサルに刷り込まれたのか、アロウン・白き精霊に対する誓約は妄執となり、アルサルの心を蝕む…!
 と、ここまでは大変見事な話運びだったのですが、アロウンを庇う妹を殺めてまでも、復讐を果たそうとする狂気にはさすがに引いた。これはやりすぎでは…。
 白き精霊に付け込まれながらアロウンの真実を目の当たりにし、その上で今まで過ごしてきた日々との葛藤に悩みつつも、誓約にすがるしかない。アルサルの中でせめぎあうはずだった心象描写を、メダパニ状態で片づけてしまうのは、なんとも勿体ない。
 アロウンを刺した後に、正気を取り戻してもいやいや、お前が刺したんだしwと苦笑するしかなかった。終盤まではよく出来ていただけに、惜しまれます。
Posted by YoGAN - 2009.07.16,Thu
 -脚本:田村竜 絵コンテ:細田直人 演出:細田直人 作画監督:中村和久-

 
 ビバ細田演出!
 表情のきめきめ細かい変化とアクロバティックな動画から、それとなく感じていましたが、やはり細田演出だったんですね。こういう映像にお目にかかれるときほど、アニメーションの醍醐味を感じることはないです。
 なにはともあれ、この揺れとアングルです。モーちゃん、なんという愛されっぷり…。速射時の反動を計算に入れて、左右の胸が上下逆に揺れる演出の細かさ。1秒ちょっとのシーンに注がれる情熱が凄いよ。そして弓ガードのせいおかげでモーちゃん、はいてない。

 
 アルサルwww
 一番割を食ったというか、美味しかったというか。アルサルの感情表現がキモイくらいキテますね。とりわけブーたれていたりビビっていたり、男ぶりを下げるシーンばかり力が入っている罠。モルガンとは別の意味で愛されているなぁ…。
 アロウン稜で軍資金稼ぎに出た一行ですが、自らを守るために仕掛けられたトラップで自爆。「あ…!」とボケるアロウンの表情と間がまた絶妙で、笑いが止まらないw あと、攻撃喰らったときのオクタヴィアが妙に可愛くて和みました。
 そしてアルサルの攻撃がエグイ。ロボとはいえ股間を一撃とは…((((;゜Д゜))) ラスティとの鍋漫才も鉄板。

 
 本領発揮。
 これが一番の見せ場よ!と唸るオーガ迎撃戦、熱い。OVAロードス島戦記の第1話を彷彿とさせる、巨大モンスターとの攻防ですが、遠近感とスピード感が鮮烈。ダンジョンの奥行きが意識されるので、相対的にオーガが大きく見えますし、絶妙な距離感&カメラポジションによって、戦いの激しさ・臨場感が、これでもかと伝わってきます。その中で対峙するパーティメンバーの勢い。各員の奮闘に滾らずにはいられません。アルサルの十傑衆走りにはWONDA吹いたけどw その後の踏み込みまで、丁寧に描くなぁ…。
 そしてオクタヴィア、見えてます……黒( ゚Д゚ )!これはまた意外。それにつけても、命のやりとりが決する一瞬で魅せるサービス精神、こだわりの作画に感動です。見えないものを、見えにくい状態で、でも見せる小粋さ…。

 
 ガイウス/(^o^)\
 削られた壁画、過去とのリンクで、アルサルの真実の一部を見るリアンノン。戦闘中はアルサルに抱きかかえられていたり、やっとヒロインらしくなってきた。エピローグでの夜這いも、不覚にも萌えた。
 独り言と嘯くオガムも渋い。本話の作画では妙にガッチリしているので、頼りがいも増していたようです。
 逆に失墜しているのがガイウス、一人反省ザルw OPでの世紀末覇王ぶりはどこへやら、元老院で嬲られっぱなしです。アロウンの様子を伝える報告が、真実(の一部)というのも喜劇。砦でリアンノンを逃がした余裕なぞ彼方に吹っ飛んだ、がけっぷちのガイウス。散り際はどのように描かれるのか。

 作画の素晴らしさもさることながら、脚本の完成度も高い一話でした。短いカットながら、ミルディンという人物への敬愛ぶりが伝わってきます。幕間的なエピソードだけど、アルサルの過去に触れ、その謎を紐解くための手がかりとなる話を、過不足なく魅せてくれました。
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