「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by YoGAN - 2010.11.22,Mon
-脚本:水上清資 絵コンテ:伊藤智彦 演出:伊藤智彦 作画監督:千葉崇洋-
万事解決…
してなかった!鍵は美風さんと一緒に写っていた文明の方だったんすね。世界を救うために送りだしたエージェントによって世界が滅びるという、ターミネーターの逆方式。 同一人物が同じ時間に存在する矛盾は、どう解決するかと思っていたら、それが鍵ときましたか。このパラドックスをずっとスルーしてきた今までの運びも巧みです。そして理事長も健在 。未来における理事長の存在が、世界救済の成否を捉える視点として、うまく作用していますね。
重大な問題は残されるものの、解決法を見出して文明母と邂逅するわけですが、喧嘩別れなのが切ない。マヤは冒頭の穏やかな表情や、送別会でのデレなど、最後まで新たな魅力を振りまいてくれます。
当然の鉢合わせフラグ
追い払ったつもりが、しっかりバッティングする子文明と文明でありました。別れの言葉が喉まで出かかって、こらえるマヤのいじらしさが、一瞬にして恐怖に切り替わる瞬間のカタルシス。来ると分かっていて、それでも引き込まれる演出は上手いなぁ。現れた侵略者の存在は謎のままですが、そこに踏み込まない物語構成のバランスもいい。わからないことこそが、一番怖いわけで。
主題歌キマシタワー!
無能だった文明が最大にして最後の見せ場を!恐怖の大王降臨に続く、この盛り上がりときたらどうですか。マヤの目の前で、世界を救うために限界を越える文明かっけえええ!これはシビれる。
消えた文明と救われた世界、残った文明とマヤ。大きな入道雲が季節感を醸し出す中、手を取り合った二人は…と寂しくも温かい二人の結末。別れと出会いが重なる、やるせなさとやさしがの相反する感覚が、たまらないなぁ…。
未来の改変が…。
地下の扉を開けた先には、変わらない平和な世界。そして出てきたはずの扉はもうそこにはなく…。理事長との電話から察するに、マヤと文明は結婚したのかな。文明によって世界の危機は回避されたけど、滅び掛けた未来から現れた文明は、どこに消えてしまったのか。平和な未来が出来たことによって、文明は過去に現れなくなるわけで、それならば侵略者を誰が追い返すのか。…そもそも文明が二人いなければ彼らは出現しない…?という様々なパラドックスが思い浮かぶのですが、この時間軸ではひとつの結末が訪れたってことで。カレーの前に箸で はなくスプーンが置かれていたのは、成長の証なのか。姉さん女房のマヤがどうやって矯正したかも、期になるところw
総評
ホンッッットに少なくなったアニメオリジナル作品として、大いに楽しませてもらいました。キャラソンに代表される1999年の懐かしさには、いろいろと込み上げてくるものがありますし、オカルト要素のスリルと胡散臭さも実にらしくてよかったです。そんな設定において、怒り、笑い、泣くキャラクター達の豊かな個性、そしてエロス。終盤の超展開に驚かされもしたし、クライマックスの盛り上がりも素晴らしかった。いささか荒っぽいところもありましたが、それは力業でねじ伏せるか、あるいは見ないフリを決め込む潔さもよしw
先の話が判らない、オリジナル作品の醍醐味は美味であり珍味でもありました。制作に携わったキャスト・スタッフの皆様に百万の感謝を。そしてこういうオリジナル作品がもっともっと増えることを願って。
万事解決…
してなかった!鍵は美風さんと一緒に写っていた文明の方だったんすね。世界を救うために送りだしたエージェントによって世界が滅びるという、ターミネーターの逆方式。 同一人物が同じ時間に存在する矛盾は、どう解決するかと思っていたら、それが鍵ときましたか。このパラドックスをずっとスルーしてきた今までの運びも巧みです。そして理事長も健在 。未来における理事長の存在が、世界救済の成否を捉える視点として、うまく作用していますね。
重大な問題は残されるものの、解決法を見出して文明母と邂逅するわけですが、喧嘩別れなのが切ない。マヤは冒頭の穏やかな表情や、送別会でのデレなど、最後まで新たな魅力を振りまいてくれます。
当然の鉢合わせフラグ
追い払ったつもりが、しっかりバッティングする子文明と文明でありました。別れの言葉が喉まで出かかって、こらえるマヤのいじらしさが、一瞬にして恐怖に切り替わる瞬間のカタルシス。来ると分かっていて、それでも引き込まれる演出は上手いなぁ。現れた侵略者の存在は謎のままですが、そこに踏み込まない物語構成のバランスもいい。わからないことこそが、一番怖いわけで。
主題歌キマシタワー!
無能だった文明が最大にして最後の見せ場を!恐怖の大王降臨に続く、この盛り上がりときたらどうですか。マヤの目の前で、世界を救うために限界を越える文明かっけえええ!これはシビれる。
消えた文明と救われた世界、残った文明とマヤ。大きな入道雲が季節感を醸し出す中、手を取り合った二人は…と寂しくも温かい二人の結末。別れと出会いが重なる、やるせなさとやさしがの相反する感覚が、たまらないなぁ…。
未来の改変が…。
地下の扉を開けた先には、変わらない平和な世界。そして出てきたはずの扉はもうそこにはなく…。理事長との電話から察するに、マヤと文明は結婚したのかな。文明によって世界の危機は回避されたけど、滅び掛けた未来から現れた文明は、どこに消えてしまったのか。平和な未来が出来たことによって、文明は過去に現れなくなるわけで、それならば侵略者を誰が追い返すのか。…そもそも文明が二人いなければ彼らは出現しない…?という様々なパラドックスが思い浮かぶのですが、この時間軸ではひとつの結末が訪れたってことで。カレーの前に箸で はなくスプーンが置かれていたのは、成長の証なのか。姉さん女房のマヤがどうやって矯正したかも、期になるところw
総評
ホンッッットに少なくなったアニメオリジナル作品として、大いに楽しませてもらいました。キャラソンに代表される1999年の懐かしさには、いろいろと込み上げてくるものがありますし、オカルト要素のスリルと胡散臭さも実にらしくてよかったです。そんな設定において、怒り、笑い、泣くキャラクター達の豊かな個性、そしてエロス。終盤の超展開に驚かされもしたし、クライマックスの盛り上がりも素晴らしかった。いささか荒っぽいところもありましたが、それは力業でねじ伏せるか、あるいは見ないフリを決め込む潔さもよしw
先の話が判らない、オリジナル作品の醍醐味は美味であり珍味でもありました。制作に携わったキャスト・スタッフの皆様に百万の感謝を。そしてこういうオリジナル作品がもっともっと増えることを願って。
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