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「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by - 2017.10.18,Wed
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Posted by YoGAN - 2009.07.18,Sat
 著:日下部匡俊

 アニメ版の決戦前、激化する戦いの中、セレブラントとして覚醒した一人の少年の物語。サイドストーリーとして、こういう展開を待っていたのですよ。量子サーバーの崩壊により、主人公クロウの記憶が失われている設定も本作らしい不幸属性で、肉体を持たない幻体ゆえの、自己の拠り所がないどん底っぷり。いざとなれば真っ先に使い捨てられるクロウが、サーバー調査で少女と出会って物語が拡がるボーイ・ミーツ・ガール…なのですが、アニメ版に勝とも劣らない序盤の地味さw
 レジーナの記憶や、ガルズオルムではなくナーガそのものへの対抗が明確になってくると、俄然盛り上がりも増してきます。終盤における戦闘描写も素晴らしい力筆。連携した作戦・母艦ごとの役割など、セレブラムの陣営を広角で捉えながら、キャラクターは主人公とヒロインにキッチリ絞りこむ構成が巧くて、ゼーガ“ペイン”のタイトル通り、胸にチクリとくる傷み、適度に後ろ髪を引かれるラストが絶妙ですね。あと一口食い足りない、そんなもどかしさこそゼーガペインという作品の味なわけで、暖簾分けした小説版でも、本店の味をしっかりと守っている印象です。期待を裏切らない一作でした。

 オリジナル外伝としての読み応えもさることながら、ゼーガペインのファンに向けた解説・トリビアも満載。ガンナーとウィザード、なんでパイロットが二人必要なの?という基本設定から、ホロニックローダーの機種別特性、量子サーバーの成しえる事象など、映像では語りきれなかったゼーガ・ペインワールドを、テキストで存分に補完してくれます。決して設定を並べているだけじゃなくて、物語を読みながら自然に取り入れられるのも巧み。ガルダやタンクを主機に添える展開や、他のオケアノス級母艦へのスポット当ても、アニメ版との対照でいいですね。

 一気読みした後、昔鑑賞していた頃の熱が戻って、動画サイトのMADを廻ってしまったり。
 
 >何が真実なのかわからなくなっている
 >嘘で塗り固められた世界で

 >優しさだけが眠る記憶の果てに
 >誰の笑顔浮かべた…?
 オリジナルの挿入歌と思えてしまう、歌詞の当て込みが凄いですね。
 1番はセレブラントとしての目覚め、2番では世界の真実という、ストーリーに合わせた構成も綺麗で、間奏にワグチとのガチンコ勝負を持ってくるセンスにもニヤリ。
 オケアノスの主砲は今見てもシビれるなぁ…。
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