「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by YoGAN - 2009.09.28,Mon
-脚本:荒川稔久 絵コンテ:高橋丈夫 演出:さんぺい聖
作画監督:尾尻進矢/谷口繁則/清水空翔/田中正之/柳孝相-
暴動が進行する中、ロレンスとホロの関係にも一つの区切りが。
危機的状況の中、空前の取引で夢に手が届こうとするところで、でもロレンスの頭はホロとの別れに傾きっぱなし。ボランの仕掛けた取引の裏に気付いてこそですが、敢えてホロに迷いを曝すシーンが絶妙。最高の別れをすることで二人の関係をいい思い出にするため、踏ん切りを付けるホロが、いじらしいったらないのですよ。商館でロレンスを見送る笑顔が切ないなぁ…。
そしてボランとの取引に隠された裏事情が判明。ロレンスを保険、あわよくば囮として逃げ切ろうという腹。金儲けとはここまで荒んだ手段を使わなければならないものなのか。ロレンスが夢見る商人の姿の、一つの終局がボランであり、「金儲けの果てに何がある?」の問いかけは、ロレンスにも向けられていたよう。
そしてこの豹変あらばこそ、朴さんの演技が光るのです。
とめどなき涙。
ボランにしてやられたロレンスの帰宅をみたホロ。怒りでみるみる膨らんでいく尻尾は、魔法使いの箒の如し。さらに凄絶な右フック!完全にグーです。いてえええ。ホロの怒りがいかに激しいか伺えます。ロレンスとの別れを決めたからには、是が非でもハッピーエンドで終わりにしなければならない。別れは辛いけど、後に訪れる別れの哀しさよりはいい。でも今の別れはやっぱり辛い。そんな葛藤に苛まれるホロの感情が、ロレンスにはけ口を求めた。なんなに可愛らしいヒロインですか、まったくもう!
そんな苦しみに合うホロを、「大好きなんだ」の一言で救うロレンスもまた格好いい。ホロを抱き締めるロレンスの包容力が、本話ほど大きく見えたこともなく、やっぱり足蹴にされる切なさを感じたこともありませんw
ハッピーエンドはまだ先に。
口唇を重ねるだけでこれだけの時間と労力をかける二人。照れ隠しなのか、ロレンスにリベンジを問う姿に萌え。
二人の距離は、まだこれくらいがいいんだろうね。その後、ボランを捕まえたかどうかは二の次。二人の関係性こそが物語の結びになるわけで。
新たな旅立ちをエピローグとして、EDに繋げる演出もいいですね。余計なBGMは入らず、鐘の音のみが二人を見送る…。この余韻のなんと素晴らしきことか。
総評。
一期と違わず、原作の持ち味を存分に引き出した第二期でした。原作が二人の掛け合いを楽しむ作風なので、むしろ雰囲気を壊して作る方が難しいとも思いますが、音楽や背景による世界観が後押ししてくれた感じ。狼と香辛料という作品の、何をアピールすべきなのか。理解した上でのアニメは大変に好感がもてます。ただ一つ惜しむらくは作画のクオリティでしょうか…。アニメを見る上では永遠の命題ですが、より綺麗な画で楽しみたいというのも、偽らざる本音で。
作画監督:尾尻進矢/谷口繁則/清水空翔/田中正之/柳孝相-
暴動が進行する中、ロレンスとホロの関係にも一つの区切りが。
危機的状況の中、空前の取引で夢に手が届こうとするところで、でもロレンスの頭はホロとの別れに傾きっぱなし。ボランの仕掛けた取引の裏に気付いてこそですが、敢えてホロに迷いを曝すシーンが絶妙。最高の別れをすることで二人の関係をいい思い出にするため、踏ん切りを付けるホロが、いじらしいったらないのですよ。商館でロレンスを見送る笑顔が切ないなぁ…。
そしてボランとの取引に隠された裏事情が判明。ロレンスを保険、あわよくば囮として逃げ切ろうという腹。金儲けとはここまで荒んだ手段を使わなければならないものなのか。ロレンスが夢見る商人の姿の、一つの終局がボランであり、「金儲けの果てに何がある?」の問いかけは、ロレンスにも向けられていたよう。
そしてこの豹変あらばこそ、朴さんの演技が光るのです。
とめどなき涙。
ボランにしてやられたロレンスの帰宅をみたホロ。怒りでみるみる膨らんでいく尻尾は、魔法使いの箒の如し。さらに凄絶な右フック!完全にグーです。いてえええ。ホロの怒りがいかに激しいか伺えます。ロレンスとの別れを決めたからには、是が非でもハッピーエンドで終わりにしなければならない。別れは辛いけど、後に訪れる別れの哀しさよりはいい。でも今の別れはやっぱり辛い。そんな葛藤に苛まれるホロの感情が、ロレンスにはけ口を求めた。なんなに可愛らしいヒロインですか、まったくもう!
そんな苦しみに合うホロを、「大好きなんだ」の一言で救うロレンスもまた格好いい。ホロを抱き締めるロレンスの包容力が、本話ほど大きく見えたこともなく、やっぱり足蹴にされる切なさを感じたこともありませんw
ハッピーエンドはまだ先に。
口唇を重ねるだけでこれだけの時間と労力をかける二人。照れ隠しなのか、ロレンスにリベンジを問う姿に萌え。
二人の距離は、まだこれくらいがいいんだろうね。その後、ボランを捕まえたかどうかは二の次。二人の関係性こそが物語の結びになるわけで。
新たな旅立ちをエピローグとして、EDに繋げる演出もいいですね。余計なBGMは入らず、鐘の音のみが二人を見送る…。この余韻のなんと素晴らしきことか。
総評。
一期と違わず、原作の持ち味を存分に引き出した第二期でした。原作が二人の掛け合いを楽しむ作風なので、むしろ雰囲気を壊して作る方が難しいとも思いますが、音楽や背景による世界観が後押ししてくれた感じ。狼と香辛料という作品の、何をアピールすべきなのか。理解した上でのアニメは大変に好感がもてます。ただ一つ惜しむらくは作画のクオリティでしょうか…。アニメを見る上では永遠の命題ですが、より綺麗な画で楽しみたいというのも、偽らざる本音で。
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