「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by YoGAN - 2009.08.08,Sat
-脚本:荒川稔久 絵コンテ:ところともかず 演出:所俊克 作画監督:鷲田敏弥-
商売ではなく勝負。
そう言い切って、ディアンへの交渉権をもぎ取るロレンス。ディアンが告げた先客で、アマーティのビジョンを添えたロレンス主観はいいミスリードですね。その先客より有利な条件でディアナと取引をしなければならないわけですが、合い言葉にもあった白い羽を掲げる姿がいかにも妖しい。安定してきたフェイスアップの作画と、昭乃さんの演技が神秘性まで醸し出してきます。
なんとか渡りを付けて戻ったロレンスとマルクの会話が、本話の要。ホロを行商人の命たる荷物に喩えて始まった話が、ロレンスがなぜ駆けずり回ったか。その理由を見抜いたマルクの言葉で、ホロが唯一無二の、大切な存在として高められていく。マルクの芝居がかった形振りによって、傍らに立つロレンスの心象が見えてくるのですよ。
そうして、いよいよホロを失うわけにはいかなくなったロレンスの心理と、高騰しつづける黄鉄鉱相場の勢いが、じわじわと盛り上げてきます。
ロレンスの戦術と状況整理に終始したエピソードですが、ロレンスの主観(ここ重要)を軸にした物語の推移は絶妙の一言に尽きます。マルクの丁稚を労る余裕が一転、アマーティの傍らにいるホロと、そのフードにある白い羽根飾りで打ち砕かれる。ロレンスがホロの大切さを理解したその矢先の絶望。サブタイの手応え充分な一話でした。
商売ではなく勝負。
そう言い切って、ディアンへの交渉権をもぎ取るロレンス。ディアンが告げた先客で、アマーティのビジョンを添えたロレンス主観はいいミスリードですね。その先客より有利な条件でディアナと取引をしなければならないわけですが、合い言葉にもあった白い羽を掲げる姿がいかにも妖しい。安定してきたフェイスアップの作画と、昭乃さんの演技が神秘性まで醸し出してきます。
なんとか渡りを付けて戻ったロレンスとマルクの会話が、本話の要。ホロを行商人の命たる荷物に喩えて始まった話が、ロレンスがなぜ駆けずり回ったか。その理由を見抜いたマルクの言葉で、ホロが唯一無二の、大切な存在として高められていく。マルクの芝居がかった形振りによって、傍らに立つロレンスの心象が見えてくるのですよ。
そうして、いよいよホロを失うわけにはいかなくなったロレンスの心理と、高騰しつづける黄鉄鉱相場の勢いが、じわじわと盛り上げてきます。
ロレンスの戦術と状況整理に終始したエピソードですが、ロレンスの主観(ここ重要)を軸にした物語の推移は絶妙の一言に尽きます。マルクの丁稚を労る余裕が一転、アマーティの傍らにいるホロと、そのフードにある白い羽根飾りで打ち砕かれる。ロレンスがホロの大切さを理解したその矢先の絶望。サブタイの手応え充分な一話でした。
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