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「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by - 2017.07.25,Tue
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Posted by YoGAN - 2011.01.16,Sun
 ginei-01.jpg
 ついに舞台化された銀英伝みてきました。
 始まる前から、真っ当な方向にいくのか・斜め上を行かれるのか、ワクワクしながら出かけたのですが、入り口柱にある写真をみて(ロイエンタールは何の技を放つ直前なんだろうwww)、後者なんだろうな…思いつつ入場。

 帝国編とありましたが、物語はアスターテ会戦~リップシュタット戦役の終結まで。同盟との戦い(アムリッツァ会戦)もありますが、完全にラインハルト視点のみという割り切りっぷりは、潔かったです…が、なにを置いても演出のキレが凄すぎました。もうなにからツッコンでよいか。

 ginei-02.jpg
 冒頭、アスターテ会戦で幕開け。…なぜか参戦しているミッターマイヤー、ロイエンタールの二人が、ライハルトの指揮の元、黒子達とダンスを踊り始めます。そして後の双璧、ダンスをしながら「ファイエル!」「ファイエル!」 …これが艦隊戦を表現していると理解したとき、この舞台の方向性がはっきり見えました。期待以上に斜め上を行くんスね…。
 メジャーリーグ審判のストライクのコールみたいな「ファイエル!」ポーズが序盤からドツボで、開演前に「べいおうるふ」って書いたダンボールを肩から提げる疾風さんとかwwwと冗談交じりに話していましたが、まさかのパワーマイム。そういえば、西田さんはピスタチオの出身でしたね。

 演技に関しては威風堂々、脚本も要所では原作準拠の台詞回しで、銀英伝の名を飾るに相応しい本格的な舞台でした。青山劇場の舞台ギミックも精妙で、次から次へ場面が転換されるセットは圧巻。それゆえに艦隊戦や、一部演出とのギャップが大きくそのたびにプゲラ…w

 あと活かしきれずに空気で終わってしまった人が結構多くて、勿体なかったかな。
 ミッター・ロイエンの二人は、第一部のダンスと対オフレッサー戦以外に華々しい出番なし。年末の十大ニュースに取り上げられなかった上半期の事件みたいな印象。最後に見得を切るひな壇でも、なんでヒルダやオーベルシュタインの下に置かれてんスか。
 ビッテンは脳筋キャラいうより、単なるお調子者キャラになっていたのが哀れ。ダイの大冒険のポップかお前は。元帥府で受付やらされてたのは、アムリッツァの失敗における罰なのか?
 メックリンガー&ワーレン…あ、いたの?

 ヒルダ。理知的で世を見る目がある娘、ではあったのですが、リップシュタット戦役前のウキウキ感が尋常じゃないので、「戦乱の時代」ではなく「戦乱」を喜んでいるヤンデレ娘に見えてしまったり。「私こんな動乱の時代に生まれてヨカッタワ、ウフフ…」

 門閥貴族軍では、ブラウンシュヴァイク、リッテンハイムを務めた役者が舞台経験豊富なベテランだけあって、流石の演技力。ダメ貴族としての存在感ハンパなかったです。あとシュターデン、「教科書にはなかったぞおおお!」の断末魔は舞台っぽくてワロタw

 メルカッツ。司令らしく指揮を振るうシーン皆無な上、リップシュタット戦役では戦略的視点の推移がほとんど描かれなかったので(単発的な戦闘を続けて気付いたら終わってた感じ)、突然自決し始める変なオッサンでした(´・ω・`)。シュナイダーも然りで、自決のシーンで初めて、「え…シュナイダーだったの?」という顛末。
 本当に空気になってしまった(今回出番なしの)フレーゲル男爵やファーレンハイトの存在もありますが、舞台にいるのに記憶に薄いキャラがいるんだから、さもありなん。

 逆に存在感といって最高だったのが、我らが装甲擲弾兵総監。
 レンテンベルク要塞攻略戦で黒子同士で白兵戦を演じた後、ラインハルト軍が圧勝。「賊軍なんてこんなもんスよwww」的空気の中、舞台後方に一点のスポットライトが…オフレッサー様降臨。ただ一人だけ保有していた大トマホークで、雑兵をなぎ倒す無双ぶり。登場の仕方からして、完全に暴れん坊将軍です(もうBGM掛けたれw)。
 続いて登場したミッター・ロイエンの二人を相手に一歩も引かずの戦いを演じながらも、疾風さんの攻撃を防いでる隙に、背後からロイエンタールに切りつけられること4回――どうみてもオフレッサーが主人公側に見えて泣けてきます――最後は自ら首をかっ切るという壮絶な自決。なに?この謎の感動wwwww ロイエンタールがあまりに卑怯者すぎて酷いw もう少し見栄えする殺陣できなかったのかなぁ…。
 あと宇宙服がサイヤ人の戦闘服みたいなデザインなのは、どうにかならなかったんでしょうか。

 長谷川フリードリヒも絶妙。バカ皇帝としてのダメダメ感(登場シーンがマジ最高w)と、ゴールデンバウム王朝の終演を悟る儚さの二面性を、見事に表現されていました。キルヒアイスを失ったラインハルトの前に、幻影として顕れる展開には驚きましたが、自分はアリな演出かなと。
 堀川ミューゼルも同様で、短い出番ながら貴族政治における下級貴族の悲哀と、ラインハルト・キルヒアイスの動機を描く上では必要不可欠な存在を演じられました。
 アンネローゼはOVAの印象通り。貴族に囲われた令嬢をリアルに体現したら、こうなるって雰囲気で、カーテンコールまでその麗しさが光っておりました。

 物語の端折り方は、3時間弱で突っ走るにはここしかないという切り方でしたが、アムリッツァ会戦を5分で済ませてしまうなら、それに掛けた事前の展開も含めて、全部ナレーションで済ましてもよかったのでは…。その分、リップシュタット戦役に時間を割けば、メルカッツ(ビールっ腹&スキンヘッドでビジュアル的にはシャフト技術大将)が存在感薄くなることも、戦況の不鮮明さもなかったのに…惜しまれます。

 その他、改変点やなければ…と思うところですが、
 ①敬礼の度にいちいち足を振り上げて舞台を蹴る動作は、安っぽく見えて仕方なかった。  
 ②文官ヒルダの敬礼は物凄い違和感。
 ③ヴェスターラントの艦隊派遣を、ラインハルトが不可と断じていいのかな。
   オーベルシュタインにハメられた、ではなくラインハルト自身が明確に黙殺するて…。
 ④フィナーレの「ラインハルトうしろーうしろー!」
  我々の戦いはこれからだ!と、同盟との戦いに望んでいく盛大な見得を切って終わるラストですが、ラインハルトの背後にキルヒアイスが上がってきた日には吹き出すのをこらえられんかったw

 銀英伝ともなれば、誰しも描く●●像があるゆえに、舞台版における違和感は見た人様々にあると思います。自分も上記の点がひっかかるところですが、それを置いても「斜め上をいかれるとはこのこと」を感じられる、また、本格派の舞台として、見応え・面白味のある舞台でした。
 ちょうど自分が見た回では、ラインハルトがキルヒアイス相手にツンデレてるとき、桃李さんがセリフ噛んでしまうんですが、それすら演出に見えてしまう微笑ましさもあったりw

 銀河の歴史がまた1ページ、加えられちゃって良かったの?という気がしないでもないですがw 同盟編は全くタイプの異なる演出で見たいものですね。
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