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「Take It Easy」が座右の銘な管理人の感想雑記。
Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by YoGAN - 2009.10.26,Mon
 著:ヤマグチノボル 画:兎塚エイジ

 ゼロの使い魔読んでいる人なら、表紙見てヒロインはルイズのお母さんと察せられると思いますが、読み終えてみれば、なるほどルイズは母の血を一番色濃く継いでいたんすね、と理解を深める一冊でした。ヤマグチノボルらしい、テンポのいいテキストと、王道で大変判りやすい構成。毎度よく思いつくもんだと思えるフレーズにもニヤニヤで、新シリーズとしていいスタートを切れたんじゃないかな。女の子キャラがカリンと姫中心だったので、隊長代理の活躍にも期待したいところ。
 ゼロの使い魔本編が長いシリーズとなり、キャラ相関も随分拡がって、こうしたスピンオフが生まれてくるわけですが、えてして外伝の方が新鮮味があっておもしろく感じられてしまうようです。タバサは個人的に好きなキャラなので余計そう感じますが、本編も益々の盛り上がりをば。
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Posted by YoGAN - 2009.10.18,Sun
 http://dash.shueisha.co.jp/feature/0901/index.html
 著:アサウラ イラスト:柴乃櫂人

 未読の山の攻略、一冊目ベン・トー読了。半額弁当を取り合うだけの話で一冊、と紹介されて読んでみたら過不足なくその通りでした。でも…でもこの異様な熱さと、どうしようもないバカさ加減がツボでした。

 前者は半額弁当を争う猛者達の呼称からして。狼・犬・豚というカテゴライズと、二つ名を持つ強者の存在がもうありえないw 格闘技でもなんでもなく、スーパーの半額弁当取り合いがこうも盛り上がるとは、おそるべし。終盤、先輩から問われた半額弁当についての答えにはシビれましたよ。
 後者は石岡くんや父親ら、バカキャラの存在とセガハードへのこだわりといったところ。主人公の回想は、徹底した自虐・自爆ネタに勤しみ、スーパーでのバトルといいギャップ。白粉の変態体質もまったくもってアホですが、筋肉刑事(マッスルデカ)シリーズも気になって仕方ないじゃないか、くそうw
 バカ路線と争奪戦の熱さが共存する展開もありで、大猪の登場には、ぷは!と声を出して笑ってしまった。既に続編が何冊か出ているようなので、追いかけていきたいと思います。余談ですが、タイトルはベン・ハーから来ているものと…。
Posted by YoGAN - 2009.10.11,Sun
 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0910.php#new2
 著:川原 礫 画:HIMA

 アクセル・ワールドも早や3巻目。千百合がバースト・リンカーとして覚醒し、その特性が「治癒」というレアタイプとあって、ネビュラスの大幅な戦力アップktkr!――と思いきや、愕然の敵対行動で前編了。 むはあああ。先輩不在、翼の消失、心意システムの登場と、物語の幅がぐんと拡がり、ドラマも盛り上がってきたところで、このヒキは強烈。ヒーリングを掛けるときの、ベルの鳴り演出も素晴らしい。

 今回の敵、能美の在り方も新しい。加速世界でのレベルアップや勢力拡大よりも、リアルで加速能力を有効に使うことを求める、ドライな立ち位置。マッチングリストに表示されない、チート紛いのアドバンテージも大きく、同じ立場にある能力者は他にもいるようで(心意システムやリスト回避はそこで流通してるのかな?)、加速世界をとりまく状況も一回り拡がりました。心意システムの設定は、どこか念能力っぽいですね。ダスク・テイカーの必殺技なんてモロ幻影旅団の団長だしw
 それにしても、性格の歪みっぷりが凄い。加速世界の恩恵による利益享受が目的ながら、心意システムを使いこなすあたりに、ちょっとした違和感もありますが。逆にアッシュ・ローラーさんの男気に惚れてしまったんだぜ…。
 そして千百合が能美にヒーリングを掛けざるを得なかった理由や如何に。後編早く読ませてー。 
Posted by YoGAN - 2009.09.27,Sun
 http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko0908.php#new3

 著:川原 礫 画:abec

 クリアかゲームオーバー(死)以外に脱出はできないMMO、ソードアート・オンラインがクリアされて完結した1巻。その続編は果たしてどんな物語―と思っていたら、やっぱり時間を戻しての外伝でした。
 メインルートの1巻は、完結まで一直線のストーリー展開なだけに、削ぎ落とした部分も多かったのかな。そこで攻略組以外のプレイヤーにスポットをあてたサブルートで、アインクラッドの日常を描いてきましたね。クエストやイベントといったMMOらしい遊び要素もお約束。そして月夜の黒猫団壊滅エピソードも。裾野が広がった世界観と、厚みを増したキャラの背景から、1巻を読み直してしまったり。

 それにしても各エピソードにおける、キリト先生のモテっぷりが尋常じゃありません。正ヒロイン・アスナを含めて、登場する女性キャラ、みんな落としてマスヨ?正体不明の剣士として登場し、40分を過ぎたあたりでトッププレイヤーの正体バレ→成敗!な展開は、ものの見事に暴れん坊将軍。いやはや愉快痛快。
 個人的にはリズベットのエピソードがお気に入りです。テンポのいいラブコメから、報われぬ儚さへ。アスナの親友という、絶妙な配置が泣かせます。エピローグでクリアの時間をもってくるのも巧いんだなぁ。
 今回は女性中心だったので、あとはクラインのギルドや、エギルのショートショートなんかも見たいところ。
Posted by YoGAN - 2009.09.24,Thu
 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200901000295
  著:十文字青 画:BUNBUN

 冒頭、眼鏡萌え集団JMAの腐りっぷりでツカミはOK。続くチョコを開けた時のモリーのイラストがヤバイ。電車内で読んでた時の焦りときたら、モリーにロックオンされたマリアの如くで。さらにマリア、ユリカ、サフィニアのモデル描写は、100%著者のシュミだと邪推。でも最高です。
 マリアのアジアンに対する気持ちも、99のツンと1のデレ配分が大きく動いたよう。マリアが欲求を覚えた内面描写って初めて?夏コミでも薔薇マリ本をいくつか見かけましたが、キャラの内面を過剰なまでに表現する作風だけに、そっち方面の需要も高いのかな。
Posted by YoGAN - 2009.08.30,Sun
 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0908.php#new1
 著:支倉凍砂  画:文倉 十

 ろれんすは、きたのちずをてにいれた!
 数巻前から狼の骨を追い始めて、前巻で届くかと思ったら偽物でした。さあ仕切直し…って、地図入手のためのミッションこなして終わりっすか。読み終えてみると、一巻丸々使う話だったかな?という印象です。話はまとまっているんですけど、幕間劇なエピソードに見えてしまい、少々物足りなかったなぁ…。コルも、ほとんど台詞ないしw
 ヨイツにつくまで、ロレンスとホロの旅を様々な角度から眺めるのが、本作の楽しみ方と思うので、これはこれでアリなんだろうけど、少し淡々としてしまったかなぁ…。
 アニメ版がちょうど初期の盛り上がりポイントにきており、原作を読んだ当時を懐 かしみながら鑑賞しているので、その落差があるのかもしれません。あと、終盤見せ場のイラストは大変すばらしかった。
Posted by YoGAN - 2009.08.11,Tue
 著:三田誠 画:pako

 前巻のラストで<螺旋なる蛇>に拉致され、魔術協会から封印指定を受けたいつきを求めての大波乱。<螺旋なる蛇>側は座を4人も揃えて儀式に望み、アストラルと葛城家はいつきの奪還に、ゲーティアと協会は拘束にかかる。これだけの敵味方が三つ巴で全面対決、それも古都・京都という大舞台とくれば、それはもう最高潮の盛り上がり。

 本巻のテーマは「対決」と「決断」の二柱なのかな。
 猫屋敷VS父の親子対決や、辰巳VSツェツィーリエの相似魔術対決といった、因縁の対決は問答無用に熱く、特に辰巳ってばこんなに強かったっけ?という奮戦ぶりには驚いた。香も可愛い。おまえら結婚してしまえ。スプリガンの朧みたいな影崎のチートっぷりも相変わらず壮絶ですが、アストラル最弱の黒羽に動かされるというギャップがいいですね。
 いつきを見守ってきた穂波やアディリシアにも、今まで先送りにしてきた「決断」の時が迫る。心理面のせめぎ合いが冷たく重くのしかかり、それでも女は強い、と思わせつつも、内面に秘めた弱さが痛々しくて切ないなぁ。
 特にアディリシアは好きな人を好きでありたいと願いながら、ゲーティア首領としての立場がそれを許さず。かつてない強さでアディリシアを縛る二律背反の鎖は、重さを増すほどに、いつきへの想いの大きさを伝えてくるのですよ。エピローグで語られる、ソロモンの魔神に捧げた未来(いつきを思う気持ちと記憶)の消失は現実のものとなってしまうのか…。

 そして今まで張られてきた伏線の中でも最大の、いつきの妖精眼に秘められた種が動く。あちこち寄り道したり、間延びする巻もあったけど、本ストーリーがとうとう大きな節目を迎えました。
 いつきの問題は先送りになるものの、猫屋敷と穂波が魔術協会に貸し出され、いつきは妖精眼を失う。赤木と流川が抜けて花道腰痛という湘北状態なアストラル。ラピス登場→みかんとお兄ちゃん社長取り合い、というロリ万歳なサプライズもあったりするのですが、半減どころではない戦力(特に経済面)の状況で、いつきはどのように舵をとるのか…。
Posted by YoGAN - 2009.07.25,Sat
 -著:今野緒雪 画:ひびき玲音-

 本編完結後の短編集ということで、1つのストーリーを読み終えてはのんびり休み、時間をかけての読了。
 サブタイトルだけをあちこちで見たとき(7月初旬)は、時期的にマイケル・ジャクソンの訃報と重なっていたので、Little Busters!でスリラーのMADが出来たモノかと、頓珍漢な妄想…orz
 今回は「そして誰もいなくなった」が彷彿とされる、消失がキーワードのようで、サイドストーリーの方はヒヤリとさせられるエピソードあり、いつものニヤニヤとは少し違う微笑ましいラストありで、夏にちょうどいい読み物でした。時系列があちこち変わるのも、短編集のおもしろさですね。あと、蔦子さんが信条を告げるときの口上が、語っている内容と反比例して異様に格好良かったり。

 書き下ろしのリトル ホラーズは、祐巳達が最上級生になったばかりのリリアンが舞台。祐巳と祥子様の物語として、マリみては一つの完結をみましたが、やはり祐巳・由乃・志摩子の三薔薇様エピソードも見たいわけで。その切り口としては、短編の幕間にあるショートショートくらいが、ちょうどいい長さですね。ニューカマーの七菜視点というのもいい。短編集のスリルに合わせた展開をにハラハラしつつ、最後に待っているサプライズに、いつものニヤニヤが帰ってくるのですよ。ああ、マリみてだ、と感じる一瞬。
 おまけのリトル パニックを読み終えると、もう一度リトル ホラーズだけを読み返したくなります。二度美味しい。
Posted by YoGAN - 2009.07.18,Sat
 著:日下部匡俊

 アニメ版の決戦前、激化する戦いの中、セレブラントとして覚醒した一人の少年の物語。サイドストーリーとして、こういう展開を待っていたのですよ。量子サーバーの崩壊により、主人公クロウの記憶が失われている設定も本作らしい不幸属性で、肉体を持たない幻体ゆえの、自己の拠り所がないどん底っぷり。いざとなれば真っ先に使い捨てられるクロウが、サーバー調査で少女と出会って物語が拡がるボーイ・ミーツ・ガール…なのですが、アニメ版に勝とも劣らない序盤の地味さw
 レジーナの記憶や、ガルズオルムではなくナーガそのものへの対抗が明確になってくると、俄然盛り上がりも増してきます。終盤における戦闘描写も素晴らしい力筆。連携した作戦・母艦ごとの役割など、セレブラムの陣営を広角で捉えながら、キャラクターは主人公とヒロインにキッチリ絞りこむ構成が巧くて、ゼーガ“ペイン”のタイトル通り、胸にチクリとくる傷み、適度に後ろ髪を引かれるラストが絶妙ですね。あと一口食い足りない、そんなもどかしさこそゼーガペインという作品の味なわけで、暖簾分けした小説版でも、本店の味をしっかりと守っている印象です。期待を裏切らない一作でした。

 オリジナル外伝としての読み応えもさることながら、ゼーガペインのファンに向けた解説・トリビアも満載。ガンナーとウィザード、なんでパイロットが二人必要なの?という基本設定から、ホロニックローダーの機種別特性、量子サーバーの成しえる事象など、映像では語りきれなかったゼーガ・ペインワールドを、テキストで存分に補完してくれます。決して設定を並べているだけじゃなくて、物語を読みながら自然に取り入れられるのも巧み。ガルダやタンクを主機に添える展開や、他のオケアノス級母艦へのスポット当ても、アニメ版との対照でいいですね。

 一気読みした後、昔鑑賞していた頃の熱が戻って、動画サイトのMADを廻ってしまったり。
 
 >何が真実なのかわからなくなっている
 >嘘で塗り固められた世界で

 >優しさだけが眠る記憶の果てに
 >誰の笑顔浮かべた…?
 オリジナルの挿入歌と思えてしまう、歌詞の当て込みが凄いですね。
 1番はセレブラントとしての目覚め、2番では世界の真実という、ストーリーに合わせた構成も綺麗で、間奏にワグチとのガチンコ勝負を持ってくるセンスにもニヤリ。
 オケアノスの主砲は今見てもシビれるなぁ…。
Posted by YoGAN - 2009.07.17,Fri
 著:ヤマグチノボル 画:兎塚エイジ

 前巻の衝撃的な結末、ルイズとの別れから立ち直れないサイト。デルフリンガーの消失がより大きな追い打ちをかけるわけですが、そんなヘタレを吹き飛ばすシエスタの強さ。序盤で物語を牽引してきたメイドの本領が発揮されるのですよ。浮気するなら私だけ、と立場を決め込むところも切ないのですよね。
 逆にルイズとサイトが、自分の内側に篭もりきりになっているので、最も大きな分かれ目を迎えていながら、当人達より、周りのレギュラーがいい味を出してます。
 そして今回登場したタバサの実妹という、ロマリアの切り札。ガリアの王座についたタバサにこそ、かつてない危機が潜んでいた罠。タバサのために動くものの、追い詰められたサイトを救うのが、やっぱりルイズ。付いて離れてを繰りかえす、いつものパターンなんですが、やっぱり呪文と共に降臨する展開の熱さに惹かれてしまうんだぜ、くそう。
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